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”チャネリング”ってご存じですか?

”チャネリング”ってご存じですか?


近年のスピリチュアルブームで”チャネリング”という言葉も広まってきました。
”チャネリング”ってご存じですか?
”チャネリング”って言葉が一般的に定着したとはいえ、まだ世間一般的に誰もが使う言葉ではないようですね。
スピリチュアル好きの方や、オカルト系のお話に興味がある方にしか、わからないかもしれません。
しかし、一昔前に比べますと、スピリチュアルやオカルトなどの目に見えない世界のお話に興味を持つ方々が、かなり増えたように思います。
ですので、これから先、チャネリングという言葉も、さら広く社会に浸透していくと思われます。

ではチャネリングについて説明いたします。
一言で申すならば、チャネリングとは”目に見えない存在と繋がり交信する”ことです。
簡単に言いますと、”見えない存在と会話をすること”です。

 

 

恐山のイタコもチャネリングの一種

わりと知られてる例を言えば、恐山(おそれざん)の”イタコ”が有名です。
イタコは死者の霊と繋がって、死者が生前に思い残したことやメッセージなどを家族に伝えるという仕事を主にしてらっしゃいます。また神様の言葉を降ろして予言的な事を話したり、占いのようなこともしているようです。

また、イタコという言葉で呼ばれなくとも、そのような霊的能力があるかたは、全国各地のあちらこちらに実在してましたし、現在もかなりの数の方がいらっしゃいます。
イタコは死者の霊と交信するような人々の中で青森県に在住しつつイタコに弟子入りした方です。イタコの師匠に正式に認められてイタコと呼ばれます。

イタコ以外の方は、霊媒と呼ばれたり霊能力者と呼ばれたりすることが多いようです。地方によりますが、沖縄県のユタなども霊能力が高い霊媒です。

イタコというと恐山のイメージがあるため、霊媒色が強く、おどろおどろしいイメージがある気がします。
昔からある風習のようなものなので、和風な感じがしますね。

 

さてチャネリングですが、イタコと同じような目に見えない存在との交信でも、どちらかというと高次元的存在や神様、宇宙人などといった非常に進化していると思われるような存在と交信することをが多いようです。

チャネリングという言葉が外来語であり、海外発祥のものを受け入れたため、外国風、近代風の感じがします。

チャネリングをする人のことを”チャネラー”と呼びます。
日本でいうところの、イタコや霊媒と同じ意味ですね。
交信する存在がちょっと異なっているようですが、目に見えない存在と繋がるという点では同様です。
イタコがすることも、まさしくチャネリングです。

あの世に逝かれた方の声を聞きたいという思いにより必要とされてきたイタコも、実はチャネリングの一種だったようですね。
古い日本の文化の中に存在する意外性に感心してしまいます。

 

 

歴史にみるチャネラー

イタコ以外にも、古い時代の巫女(みこ)さんなども文化の中のチャネラーといえるでしょう。

古い時代の邪馬台国の卑弥呼もすばらしいチャネラーだったことでしょう。
また、世界史をみれば、エジプトなどの王のお側には神官が控えてました。

神の言葉を伺いつつ国をまとめたそうです。神官もすばらしいチャネラーといえるでしょう。

琉球(沖縄)でいうと、王の側に仕えてた聞得大君(きこえおおぎみ、きこえのおおきみ)もチャネラーです。最高神女(ノロ)ともいいます。

歴史を紐解くと人類とチャネリングは古い時代から緊密な関係があったといえます。

 

最後のイタコ 松田広子さん

イタコの話に戻りましょう。
イタコは近年では、たいへん少なくなっており消滅の危機と言われています。
継承者がいないため、現在、日本最後のイタコと呼ばれているかたがいらっしゃいます。
日本最後のイタコと呼ばれる方は『松田広子』さんです。

彼女の口寄せ霊視を頼って早朝4時から1日100人くらいが並ぶ状態だそうです。
12時間待ちも当たり前とのことですごい人気みたいです。
しかし、松田広子さんが最後のイタコだそうで、残念ですが時代の節目を感じますね。