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札幌雪祭りはいつから始まったの?その由来を知る。

雪の季節の代表的なイベントとして札幌雪祭りが有名ですね。
今年(2020年)は暖冬で雪不足と言われており、雪まつりがどうなるのか心配なんですけど、きっと雪まつりは開催されると信じてます。
今回は札幌雪祭りの歴史についてご紹介したいと思います。

札幌雪祭りの一番の見どころは、なんといっても巨大な大雪像ですね。また、近年では、その年の話題になったキャラクターの雪像や、プロジェクションマッピングの投影が注目されています。

雪まつりのお楽しみとしては、さまざまな北海道グルメを味わえる屋台も並んで、たくさんの人々でにぎわいます。
そんな札幌雪祭りは、いつごろから始まったのでしょうか?

札幌雪祭りのはじまり


札幌雪祭りのはじまりは、昭和25年ごろまで遡ります。
大通公園で札幌市内の中学生や高校生が6つの雪像を作ったことが始まりだそうです。
その頃は、今のようにビルの高さほどの巨大な雪像はなく、大きくても高さ7m程度のものでした。
大雪像はなかったのですが、雪像の制作とともに、雪合戦や氷上のカーニバルなどの楽しいイベントも開催されてました。
それがたいへん好評を博し予想以上に多くの人が集まったので、それ以来、札幌の冬の大きなイベントとして、毎年のように開催されるようになりました。

 

大雪像の登場


大きな雪像が登場し始めたのは、第4回が開催された昭和28年のことです。地元の高校生が約15mの作品を作りました。
この作品を作るためには、大量の雪が必要でした。そのため札幌市がトラックやブルドーザーを駆使して、大量の雪を準備したそうです。
それからは、毎年、機械の力により雪を集め大規模な作品を作る大雪像が見られるようになりました。

広がる雪像作りの輪


始めのころは、雪像の制作を行っていたのは中高生が中心だったそうです。けれども、雪まつりの時期は受験シーズンが真っ盛りのころでした。
なので、学生の学業に支障がでることあるので、だんだん、市民も雪像の制作に参加するようになりました。
そのような経緯もあり、今では、札幌市職員、市民ボランティア、民間団体、外国人グループ、陸上自衛隊などが雪像制作を担当しているそうです。

 

雪の祭典として有名な雪まつり


「陸上自衛隊がなぜ参加しているの?」と疑問に思われる方も多いでしょう。
昭和30年ごろに、自衛隊の野戦訓練の一環として、雪像作りに参加したのだそうです。
それから、雪像の制作や雪の輸送で協力などをしており、近年では、札幌雪祭りにはなくてはならない存在となってます。
昭和34年の第10回には、自衛隊員約2500人を動員して作り上げた大雪像がテレビなどで紹介されました。テレビで放映されたこともあり全国的に札幌雪祭りが知られるようになったそうです。
現在では、欧米やアジアなど海外からも注目されています。毎年、雪の季節には国内や海外から250万人以上の観光客が訪れるようです。